LINEギフトでお中元・お歳暮を贈るのは失礼か
LINEギフトなどのネットギフトでお中元・お歳暮を贈ってよいか、とくに目上の相手に失礼にならないかを整理しました。事業者の発表と、百貨店の公式マナー記事は性質が違うため、分けて示しています。
確認できたことの整理(出どころ別)
| 出どころ | 書かれていること | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| LINEヤフー株式会社の発表(2025年6月25日) | マナー講師の平林都さんのコメントとして、お中元を持参するのが丁寧でLINEで送るのはマナー違反と思いがちだが、相手に時間を取らせるのも迷惑で、自宅にいる家庭が少ない昨今はLINEの方がお互いに助かる、と紹介している | サービスを提供する事業者の特集に載った一人の講師の見解。マナーの定説ではない |
| LINEヤフー株式会社の発表(2023年2月1日) | LINEギフトは、住所を知らなくても、直接会えなくても、LINE上でギフトを贈れるサービスとしている | サービスの仕組みの説明。贈る相手への失礼の有無は述べていない |
| 三越伊勢丹のお中元マナー記事 | お礼状は封書やハガキが丁寧で、親しい関係の相手にはメールやSNSでお礼を伝えることもある、としている | 確認した範囲では、ネットギフトで贈ってよいかの記載はない |
つまり、ネットギフトで贈ること自体を「正式」か「失礼」かと断じる公式な基準は、確認した資料にはありません。判断は相手との関係と、相手の受け取りやすさで決めることになります。
相手別の目安(目上・同僚・友人)
| 相手 | ネットギフトで贈る | 贈る前に | 資料で確認できたこと |
|---|---|---|---|
| 目上(上司・恩師・しきたりを重んじる親戚) | 従来の贈り方が無難。親しければ選べる | 一言連絡を入れる | 三越伊勢丹はお礼の形を「相手との信頼関係やこれまでのしきたりに倣って決める」としている。ネットギフトの可否の記載は確認できず |
| 同僚 | 選べる | 職場の贈答ルールを確認する | 可否の記載は確認できず(当サイトの目安) |
| 友人 | 選べる | 通知が届くことを先に伝えると安心 | 三越伊勢丹は親しい関係の相手にはメールやSNSでお礼を伝えることもあるとしている |
表の「ネットギフトで贈る」「贈る前に」の列は、資料に書かれた基準ではなく、確認できた記述から考えた当サイトの目安です。
目上の相手に贈るときの考え方
三越伊勢丹の記事は、お礼の連絡の形を「相手との信頼関係やこれまでのしきたりに倣って決める」としています。贈り方にも同じ考え方を当てはめると、次のように分けて迷いを減らせます。
- これまで品物を宅配便で贈り合ってきた相手: 従来どおりの贈り方を続ける
- 親しい関係で、在宅の時間を取りにくい相手: ネットギフトも選べる。贈る前に一言伝える
- しきたりを重んじる相手や、スマートフォンの操作に不慣れな相手: 受け取り方を迷わせない従来の贈り方が無難
これは資料に書かれた基準ではなく、上の出どころから考えた当サイトの目安です。
相手の住所を知らない場合
LINEヤフーの発表によると、LINEギフトは住所を知らなくても贈れます。住所を聞きにくい相手には便利な仕組みですが、先方がギフトを受け取る操作をする必要があります。品物を相手に選んでもらう形の贈り物としてはカタログギフトの贈り方もあります。受け取りの期限や送料の扱いは商品ごとに異なる可能性があるため、商品ページで確認してください(このページでは確認できていません)。
贈る前の一言とお礼の受け取り方
ネットギフトは、突然LINEに通知が届くと先方が戸惑うことがあります。目上の相手には、贈る前に「お中元のしるしにギフトを送らせてください。ご都合のよいときにお受け取りください」のように、一言連絡を入れておくと安心です。この文例は当サイトの案で、公式の例文ではありません。
お礼状は、三越伊勢丹の記事のとおり、封書やハガキが丁寧とされています。先方のお礼がメッセージで届いた場合も、親しい間柄ではそれで受け止めてよいと考えられます。
この資料で確認できなかったこと
- ネットギフトで贈ってよいかについての百貨店・マナーの公的な基準(確認した資料に記載がありません)
- LINEギフトの受け取り期限や、期限切れのときの扱い(商品ごとに異なるため、商品ページで確認してください)
- のし紙や表書きがネットギフトでどう扱われるか
よくある質問
- LINEギフトでお中元を贈るのはマナー違反か
- LINEヤフーの発表では、マナー講師の平林都さんが、持参が丁寧でLINEで送るのはマナー違反と思いがちだが、相手に時間を取らせるのも迷惑で、在宅の家庭が少ない今はLINEの方がお互いに助かる、という趣旨を述べています。これは事業者の発表に載った一人の講師の見解で、百貨店の公式マナー記事にはネットギフトの可否の記載がありません。
- 相手の住所を知らなくても贈れるか
- LINEヤフーの2023年の発表では、LINEギフトは住所を知らなくても、直接会えなくても、LINE上でギフトを贈れるとしています。
- 目上の人へ贈るときに気をつけることは
- 三越伊勢丹の公式記事は、お中元のお礼状を封書やハガキで送るのが丁寧とし、親しい間柄ではメールやSNSでお礼を伝える場合もあるとしています。目上の相手には、贈る前に一言伝えるなど、相手の受け取りやすさに配慮した形にするのが安全です。
- お礼がLINEやメールで届いたら、お礼状は不要か
- 三越伊勢丹の公式記事は、お礼状は封書やハガキが丁寧とし、親しい関係の相手にはメールやSNSでお礼を伝えることもあるとしています。目上の相手には、メッセージのお礼に加えて封書やハガキを添えると丁寧です(後半は当サイトの目安)。
- のし紙はネットギフトでも付けられるか
- のし紙や表書きがネットギフトでどう扱われるかは、確認した資料に記載がありません。商品ページの表示で確認してください。
- LINEヤフー株式会社「LINEギフト、「令和お中元特集」を公開」2025年6月25日(2026-10-15、本文確認。事業者の発表) https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/018011/
- LINE株式会社(当時)「LINEギフト、バレンタイン特集を本日より公開」2023年2月1日(2026-10-15、本文確認。事業者の発表) https://www.lycorp.co.jp/news/archive/L/ja/ja20230201_C.pdf
- 三越伊勢丹「お中元のマナー」(2026-10-15、本文確認) https://www.mistore.jp/gifts/chugen/chugen_manner/