贈答で避ける数・金額と慶事・弔事の違い

贈り物の品数や包む金額で避けるとされる数と、その例外を整理しました。高島屋と大丸松坂屋の公式解説で確認できた内容に限っています。数の捉え方は地域や家庭で異なり、極端に恐れる必要はないとも説明されています。

避ける数と好まれる数(早見表)

数慶事での扱い理由・例外
4・9避ける「死」「苦」に通じるため。4,000円・9,000円のように金額にも当てはまる
偶数(2・6・10など)避けたほうがよいとされる割り切れる数は縁起が悪いとされるため。ペア(2個)、半ダース、1ダースは1組と数えるので慶事にも使える
8よい末広がりで、偶数でも失礼にはあたらない
3・5・7好まれる割り切れない奇数は慶事向きとされる

4・9を避ける点は高島屋と大丸松坂屋の両方が述べています。偶数については、大丸松坂屋が「偶数の贈り物はお祝いの席では使わないほうがよい」とし、高島屋は結婚祝いの現金で「割り切れる偶数は縁起が悪い」としたうえで8は失礼にあたらないとしています。

場面別の考え方

場面数・金額の考え方関連ページ
お中元・お歳暮品数は三・五・七が吉、八は末広がりで喜ばれ、四・九は避ける。ビールのようにダース単位で贈るものは偶数でも慶事に用いる(高島屋)相手別の比較
結婚祝い現金は新札で、1・3・5・7が好まれる。8は問題なく、4・9は避ける。ペアグラスや夫婦箸、8万円のお祝い金が贈られることもある(高島屋・大丸松坂屋)結婚祝い・引き出物
出産祝い4や9を含む金額(4,000円・9,000円など)は忌み数とされ不適切。5,555円や6,666円のような半端な金額も、目上の方には控えるのが無難(大丸松坂屋)出産祝い
弔事慶事とは逆に、割り切れる偶数が弔事に使われるとされる(大丸松坂屋)。贈り物は「箱が重なると不幸が重なる」を避けるため1点にするほうが望ましい(高島屋)香典返し

水引の本数や文字数にも奇数の考え方がある

数にとらわれすぎないために

大丸松坂屋は、こうした数の考え方は一般的な認識は共通していても、日本古来の風習や土地によって変わると説明しています。マナーから外れることを極端に恐れる必要はないものの、このような考え方があることは知っておくとよいとされます。贈る相手の地域や家庭の考え方がわからないときは、4・9を避けて奇数か8、ペア・ダースの品でそろえると無難です。

よくある質問

祝い事の金額で避けるのはどの数ですか
4と9です。「死」「苦」に通じるとされ、4,000円や9,000円のような金額も避けます(高島屋・大丸松坂屋)。
8や偶数のペアは贈ってもよいですか
8は末広がりで失礼にはあたりません。ペア、半ダース、1ダースは1組として数えるため、偶数でも慶事に使えます(高島屋・大丸松坂屋)。
お中元・お歳暮の品数で気をつけることはありますか
吉の数は三・五・七と、末広がりの八です。四・九は避けます。ビールのダースやペアものは偶数でも用いられます(高島屋)。
弔事で贈るときの数の考え方は慶事と同じですか
逆の考え方があります。割り切れる偶数は弔事に使われるとされ、贈り物は箱が重なることを避けて1点にするほうが望ましいとされます(大丸松坂屋・高島屋)。
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