医師・看護師・介護職員へのお礼の品とお中元・お歳暮

入院や通院、介護でお世話になった医師・看護師・介護職員へ品物を贈ってよいかを整理しました。病院が公式に示している受け取り辞退の例だけを載せ、確認できなかった相場や表書きは書いていません。

病院が公式に示している受け取りの扱い

病院・法人公式に書かれていること
洛和会音羽病院(京都市)「職員へのお心付け、各施設への贈答品などは、固くお断りします」と題し、患者さんやご家族からのお心付け、連携医療機関・介護施設・取引企業などからの贈答品を受け取ることが禁じられているとしています。洛和会ヘルスケアシステムは医療・介護・健康・保育・教育の分野を持つ法人です。
牛久病院(茨城県)入院患者の家族からの「ナースセンターに御礼を置いて行く人が多いが断れないか」という意見に、病院長が「職員への御礼の品物等はお断りしております」と回答しています(平成28年12月分の「皆様の声」)。

介護施設を運営する社会福祉法人の公式な案内

法人・施設公式に書かれていること
社会福祉法人 山梨樫の会(山梨県)「当法人の方針といたしまして、職員へのお心付けは固くご辞退申し上げます。」とし、「特に、入所・退所時やお中元・お歳暮の時期にお気遣いいただくことがありますが、一切お受けすることができません」と書いています。
社会福祉法人 あおかげ(広島県尾道市)「当施設職員へのお心付けや差し入れのお品物などは固くお断りをさせていただいております。」(2024年2月1日付のお知らせ)
特別養護老人ホーム櫻ホーム西神(社会福祉法人桜谷福祉会)「ご家族様からの「職員に対するお心付け」は、辞退しています。」とし、ご入居・ご退居時やお中元・お歳暮(新年)の時期の菓子の詰め合わせなども「お受けすることはできません」と書いています(2024年5月3日付のお知らせ)。

贈る前に確認すること

確認できた2つの病院と3つの介護施設(法人)は、いずれも職員への品物や心付けを受け取らない方針です。ほかの病院や介護施設の扱いは確認できていないため、お中元・お歳暮の時期であっても、贈ってよい根拠にはなりません。入院案内、院内の掲示、病院や施設のウェブサイトのお知らせで、受け取りの方針を先に確認してください。

方針が分からないときは、品物ではなく、感謝を書いた手紙やはがきで気持ちを伝える方法もあります。相手が公立の施設の職員の場合の考え方は、贈ってはいけない相手も参照してください。入院中のお見舞いと退院後のお礼はお見舞いのマナーにまとめています。お世話になっている介護施設の種類(特養・老健・介護医療院)の違いを知りたいときは、別サイトの介護保険施設の比較(親の介護の準備ガイド)が参考になります。

この資料で確認できなかったこと

よくある質問

病院の医師や看護師にお中元・お歳暮を贈ってよいか
病院によっては、職員へのお礼の品や心付けを公式に断っています。洛和会音羽病院は患者さんやご家族からのお心付けや贈答品を受け取ることを禁じており、牛久病院は職員への御礼の品物等はお断りしていると回答しています。贈る前に、その病院の方針を確認してください。
介護施設の職員にも同じ扱いか
洛和会ヘルスケアシステムは医療と介護の分野を持つ法人で、お知らせでは贈答品を受け取ることが禁じられているとしています。ほかの介護施設の扱いは確認できていないため、施設の案内や相談員に確認してください。
相場やのし紙の表書きは決まっているか
病院の職員へのお礼の相場や表書きを公式に示した資料は確認できていません。受け取りを辞退する病院が確認できるため、当ページでは金額や表書きを示しません。

お礼の表書きの選び方は寸志・薄謝・御礼・謝礼の表書きの使い分けに、退院後にお見舞いのお返しをする場合の表書きは快気祝いの表書き・のしの使い分けと金額・時期にあります。

出典・確認日(全ページの出典一覧)