お中元を持参して手渡しするときのマナー

配送ではなく、相手の家を訪ねて直接渡すときの流れをまとめました。事前の連絡、玄関先で渡さない理由、風呂敷と紙袋の使い分け、品物の向きと一言の添え方を順に説明します。地域や家庭によって慣習は異なるため、以下は一般的とされる作法です。

訪問前: 事前に連絡する

訪問の前には、先方に連絡して「夏のご挨拶に伺いたいのですが」と伝え、了承を得ておきます。早朝や昼食どきは避けるとされています。約束の時刻ちょうどか、5分ほど遅れて着くくらいが相手の準備を妨げにくい目安とされます(楽天市場の解説)。時期は地域で異なるため、相手の地域のお中元の時期に合わせます(地域別の時期)。

渡すタイミング: 玄関で渡さず、室内で挨拶のあとに

訪問してすぐに渡すのは避け、室内に通されたら挨拶をして、時間を取ってもらったことへの感謝を伝えてから渡します。渡すのは座布団や椅子に座る前が良いとされます。急な訪問で玄関先で渡すことになった場合も、丁寧に挨拶をしてから渡す点は同じです。

風呂敷と紙袋の使い分け

持参の仕方位置づけ注意点
風呂敷正式とされる包みやすい大きさは70〜90cm角ほど(楽天市場の解説)
紙袋現在は問題ないとされる未使用の新品を用意する。百貨店で買うときは、購入時の袋とは別に手渡し用の袋を頼むとよい

どちらでも、渡したあとの風呂敷や紙袋は置いて帰らず、持ち帰ります。ただし、相手の職場で渡す場合は、品物を持ち帰るのに袋が必要なことがあるため、様子を見て袋のまま渡すか判断します(西武・そごうの解説)。

室内での渡し方

  1. 座る前に、風呂敷や紙袋から品物を取り出します。
  2. 品物を自分の側に向け、のしや包装紙に破れや汚れがないか確認します。
  3. ゆっくり回して相手の側へ正面を向け、両手で差し出します。
  4. 一言を添えます。袋はたたんで持ち帰ります。

玄関先で渡すとき

利き手と逆の手で風呂敷や紙袋ごと品物を持ち、利き手で品物を取り出します。取り出した品物を逆の手に持ち替え、風呂敷や紙袋はかさばらないように利き手で簡単にたたんで持ちます。最後に両手で相手へ差し出します(西武・そごうの解説)。

添える一言

相手一言の例
取引先など「いつもお世話になっております」「心ばかりですが、職場の皆さんでどうぞ」
家族・親戚「いつもありがとうございます」「お口に合えばよいのですが」

「つまらないものですが」は、謙遜のつもりでも印象が良くないため避けるのが無難とされます。限定品や有名店の品であることを自慢するような話も控えます。

のしは外のしと内のしのどちらか

手渡しの場合にどちらにすべきという決まりはありません。外のし(包装紙の上にのし紙を掛ける)なら、渡すときにお中元だと分かりやすくなります。持ち運びでのし紙が傷みそうなときは、内のしが安全です(西武・そごうの解説)。のし紙の掛け方は、「慶事掛け」(向かって右側の端を上に重ねる掛け方)にします(楽天市場の解説)。

玄関先で渡してはいけませんか
基本は室内に通されてから渡すとされますが、急な訪問で玄関先になる場合は、そこで渡しても構いません。その場合も挨拶をしてから渡します。
風呂敷を用意できないときは
紙袋で問題ないとされています。未使用の新品を使います。
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