出産内祝い・快気祝い・香典返しの比較表(金額・時期・水引)

お祝いやお見舞い、香典をいただいたあとのお返しは、場面によって金額の目安も水引も変わります。出産内祝い・快気祝い・香典返しの3つを、1枚の表で並べました。慣習は地域や家庭で異なるため、以下は三越伊勢丹と高島屋の公式解説で一般的とされる内容です。

この表で分かるのは、お祝いや香典へのお返しの金額・時期・水引です。お中元・お歳暮を贈る相手ごとの相場とお返しの要否は相手別 相場・お返しの早見表を見てください。

3つのお返しを比べた表

項目出産内祝い快気祝い香典返し
金額の目安いただいた品の半額程度。目上の人から高額をいただいたときは3分の1程度でもよいいただいたお見舞いの3分の1から半額程度いただいた香典の3分の1から半分
贈る時期生後約1か月のお宮参りまで退院から2〜3週間前後まで仏式は四十九日の忌明け法要の日以降
水引紅白5本の蝶結び紅白のま結び(結び切り)黒白または双銀のま結び(結び切り)。関西などでは黄白が多い
表書き「内祝」「出産内祝」「出産乃内祝」すっかり良くなったら「快気祝」。自宅療養や通院が続くなら「御見舞御礼」「退院内祝」「志」が基本。関西などでは「満中陰志」「忌明志」
のしの有無印刷のしの付いたのし紙を使うのし紙を使うのしの無い「かけ紙」を使う

結婚内祝い・新築内祝いも並べた表

項目結婚内祝い新築内祝い
金額の目安いただいたお祝いの3分の1から半額新築披露に招かなかった方へは、いただいた品の半額程度。招いた方は、披露の宴への招待がお返しになる
贈る時期結婚式のあと、遅くとも1か月以内2週間から1か月以内が目安。上司・目上の方には2週間以内(三越伊勢丹の新築・新居・引越し内祝いの解説)
水引結び切り紅白5本の蝶結び
表書き「内祝」「結婚内祝」「結婚之内祝」「寿」「新築内祝」「新築之内祝」。披露の当日に配るなら「新築記念」
のしの有無のし紙を使う(内のしが一般的)のしあり

長寿祝い(還暦など)と受章祝い(叙勲・褒章)のお返しについては、百貨店の解説でお返しの金額・時期・表書きを確認できていないため、この表には載せていません。

水引の結び方(蝶結びと結び切り)の違い

出産内祝いは、何度あってもよい慶事なので、ほどけても結び直せる蝶結びです。快気祝いと香典返しは、病気や不幸をくり返さないようにとの願いから、一度結ぶとほどけない結び切り(ま結び)を使います。

のしも同じ考え方で、のしはあわびに由来する飾りのため、生臭物を避ける弔事の香典返しには付けず、水引だけのかけ紙にします。

金額の基準(半返しと3分の1)

3つとも「半返し」と呼ばれる半額程度が基準で、高額をいただいたときは3分の1程度に下げてよいとされています(香典返しは、事情によっては4分の1とする解説もあります)。出産内祝いの相手別の金額、快気祝いの表書きの選び方、香典返しの即日返しとの関係は、それぞれの専用ページで説明しています。

計算例(10,000円の品をいただいた場合)

上の「半額程度」「3分の1程度」を10,000円に当てはめただけの例です。割合そのものは本文の基準の範囲で、慣習は地域や家庭で異なります。

いただいた額の場面使う基準返す額の例
ふつうの額をいただいた半返し(半額程度)5,000円程度
目上の人から高額をいただいた3分の1程度約3,300円

よくある質問

3つの中で、贈る時期がいちばん早いのはどれですか
快気祝いは退院から2〜3週間前後まで、出産内祝いは生後約1か月のお宮参りまでが目安です。香典返しは、仏式なら四十九日の忌明け法要の日以降に贈ります。法要の当日に参列者へ渡す品は、法事の引き出物(粗供養)を参照してください。
香典返しに「内祝」と書いてよいですか
三越伊勢丹の解説では、香典返しの表書きは「志」が基本とされています。「内祝」は、高島屋の解説で出産内祝いの表書きとして挙げられている言葉です。
3つのお返しで、のし紙とかけ紙はどう違いますか
香典返しだけ、のしの無い「かけ紙」を使います。のしはあわびに由来する飾りで、生臭物を避ける弔事には付けないためです(三越伊勢丹)。出産内祝いと快気祝いはのし紙を使います。
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