お中元・お歳暮をいただいたときのお礼とお返し
贈る側ではなく、受け取った側が最初に迷う3点をまとめました。お礼状はいつまでに出すか、品物のお返しが要る相手と要らない相手、お返しをするときの金額とのしの表書きです。慣習は地域や家庭で異なるため、以下は百貨店の公式解説で一般的とされる内容です。
最初にすること: お礼を伝える
お礼状には、感謝を伝えるほかに「贈り物を確かに受け取りました」と知らせる役目があります。贈った側は無事に届いたかを気にしているため、お返しの品より先にお礼を伝えます。書く内容は次の3つです(高島屋の解説)。
- 受け取ったことと、感謝の気持ち
- 品物の感想や、家族(職場なら社員一同)も喜んでいること
- 相手の健康などを気遣う一言
お礼状はいつまでに出すか
| 状況 | 目安 |
|---|---|
| 郵便で出す | 届いた当日か翌日が最良で、遅くとも3日以内に出す(高島屋) |
| すぐに出せない | 電話かメールで先にお礼を伝え、1週間以内にお礼状を出す(高島屋) |
| 親しい友人・親戚 | お礼状でなく電話やメールでも構わない。ただし届いたらすぐ連絡する(三越) |
三越の解説では「届いてから1週間以内」が上限の目安として示されています。迷ったら、3日以内を目標にします。
品物のお返しが要る相手・要らない相手
お中元・お歳暮は、日頃の感謝を目下の人から目上の人へ贈るものとされ、基本的に品物のお返しは不要です(高島屋・三越)。お礼状や電話で足ります。例外になりやすい相手を整理します。
| いただいた相手 | お返し |
|---|---|
| 会社宛に取引先からいただいた | 不要(三越) |
| 部下から上司がいただいた | 不要(三越) |
| 自分たちが仲人をした夫婦から | 不要(三越) |
| 目上の人・親しい間柄の人から | してもよい(高島屋)。気になるときに贈る |
| 同僚・友人・知人から | しても問題ない(三越)。同程度の品が目安(高島屋) |
お返しをしない場合も、お礼状は省きません。
お返しをするときの金額
金額の考え方は、百貨店によって表現が少し違います。三越は「いただいた品の半額から同額程度」、高島屋は「目上の人には、いただいた品より高額なものを贈らない」としています。三越は、明らかに高額な品を返すと「今後は贈らないでください」という意味に受け取られかねないとも述べています。親しい友人・同僚・兄弟には同程度の品が目安で、同じ品物を返すのは失礼にあたります(高島屋のお歳暮の解説)。
お返しののしの表書き
お返しにも、のしを掛けて贈るのが礼儀です。水引は紅白の5本蝶結びにします(高島屋)。表書きは、お返しが届く時期で変わります。
| いただいた品 | お返しが届く時期 | 表書き |
|---|---|---|
| お中元 | お中元の時期 | お中元(高島屋) |
| お中元 | 立秋ごろまで/立秋を過ぎてから | 暑中お伺い・暑中御見舞/残暑お伺い・残暑御見舞(高島屋) |
| お歳暮 | 年内 | 御歳暮(三越) |
| お歳暮 | 年明けから1月7日まで | 御年賀(三越) |
| お歳暮 | 1月7日を過ぎてから | 寒中御伺(三越) |
お歳暮のお返しは、できるだけ早く贈ります。のし紙に名前を入れるときは、個人の場合、上段の表書きに対して下段に姓だけを小さめに書きます(高島屋)。日付ごとの表書きの違いは、遅れたときの表書きの早見表でも確認できます。
- お礼状を出す前にお返しの品を贈ってもよいですか
- 先にお礼を伝えるのが順序とされています。お返しを贈る場合も、その前にお礼状か電話・メールでお礼を済ませます(三越)。
- お返しが不要な相手に、何もしなくてよいですか
- 品物は不要でも、お礼状や電話で感謝と受け取ったことは伝えます。
出典・確認日(全ページの出典一覧)
- お礼状の内容・期限、お返しが要る相手、お返しの金額、のし: 高島屋「お中元のお返しは必ず必要?」(2026-06-25掲載)と「お歳暮のお返しは必要?」(2025-10-22掲載)の本文で確認(2026-10-03確認)。
- お返しが要らない相手、お礼状の期限、金額、お歳暮のお返しの表書き: 三越「お歳暮のお返しはどうしたらいい?」の本文で確認(2026-10-03確認)。