お中元・お歳暮を辞退したいときの断り方
贈られる側が、今後のお中元・お歳暮を辞退したいときの伝え方を整理しました。日本郵便のコラムと案内で確認できた内容だけを載せています。
断ること自体は失礼とされていない
日本郵便のネットショップのコラムは、お中元は一般的な慣習だが、断ること自体は失礼とはされていないとしています。贈り主との関係が親密でない場合、自身が公職に就いている場合、多くを受け取るとお返しの費用が負担になる場合などが例に挙げられています。大切なのは、丁寧な言葉遣いと誠意をもって断ることです。
断り方は3つ
| 方法 | コラムの説明 | 向く場面 |
|---|---|---|
| お礼状を送る | 贈ってくれたことへの感謝を述べたうえで、今後は遠慮したい旨を丁寧に伝える。手書きだと心のこもった断り方になる | 品物は受け取ったが、来年以降は辞退したいとき |
| 電話で伝える | 感謝を先に述べ、そのあとで品物のやり取りを遠慮している旨を伝え、付き合い自体をやめたいわけではないことも添える。相手の都合のよい時間帯を選ぶ | 相手と直接話せる関係で、声で気持ちを伝えたいとき |
| 断り状を添えて返送する | 感謝と、受け取れない旨を明確に書く | 立場上受け取れないとき、何度断っても送られてくるとき |
伝える順番はどの方法でも同じで、先に感謝、次に辞退の理由と依頼、最後に今後も付き合いを続けたい気持ちです。コラムの文例では、「ご厚意はありがたく存じておりますが、今後はこのようなお気遣いはなされませんようにお願い申し上げます」と書き、「またゆっくりお会いできればと思っております」で結んでいます。簡単にしたい場合は、「近年は私事によりお中元を受け取ることが難しい状況にございます」と事情を短く書く文例も示されています。
荷物を受取拒絶できるのはいつまでか
日本郵便の案内に、受け取りを拒絶する方法が書かれています。ただし、この案内は架空請求やいたずらなどの迷惑な郵便物についての説明で、贈答品について書かれたものではありません。内容は次のとおりです。
- 郵便物に「受取拒絶」の文字と、拒絶した人の印または署名を書いたメモや付せんを貼り、配達担当者に渡すか、郵便窓口に持ち込むか、ポストに投函すると、差出人に返還される
- 開封後は受け取りを拒絶できない
- 日本郵便が配達した郵便物でないもの(「○○メール便」などの表示があるもの)は、この方法では拒絶できず、運送した事業者に連絡する
別の案内では、注文していない品物が届いた場合は受取拒否をするよう求め、日本郵便では一度受け取った品物の返品・返金には応じられないとしています。百貨店やギフト会社の宅配便での扱いは、確認できていません。贈答品を辞退したい場合は、荷物を開ける前に、日本郵便や荷物の配送事業者へ連絡して扱いを確かめてください。
贈った品を辞退されたときの次の一手
贈り主の側で辞退を受けたときの動きも、同じコラムに書かれています。選ぶときの目安を、コラムの記述に沿って並べました。
| 次の動き | コラムの記述 | 詳しい手順 |
|---|---|---|
| 手紙だけにする | 受け取りを断られたら、お詫びの手紙を送る。「かえってご負担になったようで心苦しい限りです。心よりお詫び申し上げます」のように、負担をかけたことを詫びる | お礼状・お礼の連絡の文例 |
| 時期を外して気軽な品を送る | 先方は「お中元やお歳暮の贈答はそろそろやめにしたい」と感じているのかもしれない。お中元・お歳暮ではなく「お好みに合いそうなものを見つけたので」というトーンで、時期にこだわらず送る方法もある | 贈るのをやめるとき・断られたとき |
| 翌年から止める | コラムに年ごとの手順は書かれていない。辞退の言葉が「今後は遠慮したい」という内容なら、その意向を受けて止めることになる | やめ方の例と挨拶状 |
辞退を受けたあとも、電話や手紙で感謝を伝えたり近況を知らせたりすることが勧められています。次の時期に贈る前には、贈る前のチェックリストで相手の事情を確かめてください。
この資料で確認できなかったこと
- 辞退された品をそのまま送り直してよいか(コラムは、断られた場合にお詫びの手紙を送るとしており、品の再送には触れていません)
- お歳暮に絞った断り方(確認できたのはお中元のコラムで、お歳暮にも同じ考え方が当てはまるかは書かれていません)
- 返送するときの送料の負担や、宅配便の受取拒否の手順
- 品物を受け取ったあとの、お返しの要否や金額
よくある質問
- お中元・お歳暮を断るのは失礼にあたるか
- 日本郵便のネットショップのコラムは、お中元を断ること自体は失礼とはされていないとしています。丁寧な言葉遣いと誠意をもって断ることが大切とされています。
- 断るにはどんな方法があるか
- 同コラムは、お礼状を送る、電話で伝える、断り状を添えて返送する、の3つを挙げています。立場上受け取れない場合や、何度断っても送られてくる場合は、断り状を添えた返送も一つの方法とされています。
- 届いた荷物を開封してから受取拒絶できるか
- 日本郵便の案内では、迷惑な郵便物等について、開封後は受け取りを拒絶できないとされています。この案内は迷惑な郵便物についての説明で、贈答品への適用は書かれていません。迷う場合は、開封せずに日本郵便や配送事業者へ確認してください。
- 贈った品を辞退されたら、同じ品を送り直してよいか
- 日本郵便のコラムは、断られたらお詫びの手紙を送るとしており、品の送り直しには触れていません。示されている対応はお詫びの手紙なので、送り直す前に手紙で気持ちを伝える形になります。
- 辞退されたあと、手紙だけにしてよいか
- コラムは、負担をかけたことへのお詫びの手紙を送ることを勧めています。あわせて、電話や手紙で感謝を伝えたり近況を知らせたりする方法も挙げています。文例はお礼状の文例のページにあります。
- 辞退されたら翌年から贈るのをやめるべきか
- コラムは、先方が「そろそろやめにしたい」と感じているのかもしれないと述べるにとどまり、翌年の扱いは決めていません。やめるときの伝え方は贈るのをやめるときのページで整理しています。
- 日本郵便「お中元の丁寧な断り方とは?断られたときの対応方法も解説」(2026-10-14、page-text.pyで本文確認) https://www.shop.post.japanpost.jp/column/ochugen/ochugen_kotowarikata.html
- 日本郵便「架空請求、いたずら等、迷惑な郵便物を届けてほしくないのですが、どうすればいいのでしょうか?」(2026-10-14、page-text.pyで本文確認) https://www.post.japanpost.jp/question/121.html
- 日本郵便「注文していない品物や、注文と違う品物が届いた場合、どこに問い合わせればいいですか?」(2026-10-14、page-text.pyで本文確認) https://www.post.japanpost.jp/question/70.html