年始回りの手土産(相場・御年賀ののし・渡し方)
取引先・上司宅への年始回りに持参する手土産(相場、のし、訪問の時期と渡し方)について、高島屋の解説とAll Aboutのビジネスマナー記事で確かめた内容だけをまとめました。個人間のお年賀はお年賀の相場・表書きにあります。慣習は会社や地域で異なり、金額や時期は目安です。
相場と選ぶ品
| 相手 | 相場の目安(高島屋) |
|---|---|
| 勤務先の上司・お取引先 | 3,000円まで |
| 親や親戚 | 3,000円まで |
| 近所の方 | 2,000円まで |
お年賀全体では3,000円前後が多いとされています。品は「名刺がわり」の意味があり、タオルや日もちのするお菓子が好適品として挙がっています(高島屋)。
取引先へ持参するときは、All Aboutで次の点を事前に確かめるよう勧められています。
- 部署の人数: 担当者個人への贈り物は避け、同じ部署の皆さんで分けられるものにします。
- 冷蔵庫の有無: 冷やすべき品は、冷蔵庫がないと迷惑になることがあります。分からないときは冷やす必要のない品にします。
- 賞味期限: 年始は挨拶の品が重なる時期です。ケーキや生菓子など、すぐ食べないといけない品は避け、ある程度日持ちするものにします。
のし(御年賀)の書き方
- 水引: 紅白5本の蝶結びです(高島屋)。
- 表書き: 水引の上に「お年賀(御年賀)」と書きます(高島屋、All About)。
- 名前: 水引の下に入れます。取引先に持参するときは会社名を入れます(All About)。
- かけ方: 包みを開けなくても贈り主が分かるよう、包装紙の上からかけるのが一般的とされています(All About)。
先方が喪中のとき、または自分が喪中のときは、松の内の時期を外して伺い、のし紙は「お年賀」ではなく「寒中見舞い」にするとされています(高島屋)。
訪問の時期
元日は避け、松の内までに済ませるのが一般的です(高島屋)。取引先への年始回りは、仕事始めのあとに伺うものと説明されています(All About)。
| 地域 | 松の内の終わり(高島屋) |
|---|---|
| 関東 | 1月7日 |
| 関西・山陰・名古屋 | 1月15日 |
| 岐阜 | 地域により1月7日か15日 |
訪問の前には電話などで連絡し、「ご挨拶だけさせていただいて、すぐに失礼いたします」と伝えておきます。お茶をすすめられても、まだ回るところがあると断り、長居しないようにします(All About)。
渡し方と不在のとき
- 渡すのは、担当者が椅子に座る前か、座った直後です。
- 紙袋に入れて持参し、渡すときは袋から出します。先に応接室で待つ間に出しておき、ソファの上かテーブルの下座(ドアに近い側)に置きます。
- 相手に正面を向けて差し出し、「心ばかりのものですが」などに続けて「みなさんで召し上がってください」と添えます。
- 紙袋は置いたままにせず、たたんで持ち帰ります。
- 担当者が不在のときは、赤ペンで「年賀」と書いた名刺を添えて手土産を置いていきます。
以上はすべてAll Aboutの記載です。
年末に持参する品との違い
年の暮れに取引先へ品物を持参する習わしは、お歳暮のもとになったとされます。高島屋の記事では、年の暮れの「歳暮回り」で手土産を持参する人が多かったことが、お歳暮の由来の1つとして挙げられています。お歳暮は相手の家に持参するのが正式な渡し方で、現代では相手が忙しく訪問を控えたほうがよいときは、百貨店で注文して届けてもらうのが一般的です。直接渡せないときは、添え状を品物に添えるか別送するとより丁寧です。持参と配送の違いは送り方の比較(宅配便・送り状・手渡し)、お歳暮を贈る時期は時期早見表で確かめられます。
年末の最終営業日前の訪問で持参する品の金額や、お歳暮を贈った相手へ別に手土産を持参するかどうかは、百貨店・日本郵便の公式記事で確認できていないため載せていません。
確認できなかったこと
- 上司の自宅へ伺うときの専用の作法(玄関先で渡す、上がるかどうかなど): 今回確認した出典に、上司宅に絞った記載がありません。
- 年始回りを終える日の目安(1月15日ごろなど): 今回の出典に明記がありません。上の松の内の表と、先方の仕事始めの時期で判断します。
- お返しや礼状の要否: 今回の出典に記載がありません。
- 相手の会社で贈答を受け取らない規定がある場合の扱い: 出典に記載がなく、事前に確認するほかありません。
よくある質問
- 年始回りの手土産は、いくらくらいが多いですか
- 高島屋の解説では、お年賀の相場は3,000円前後が多く、勤務先の上司やお取引先、親や親戚には3,000円まで、近所の方には2,000円までの品物を贈る方が多いとされています。
- 年始回りの手土産ののしは、どう書きますか
- 高島屋の解説では、紅白5本の蝶結びののし紙を用い、水引の上に「お年賀(御年賀)」、水引の下に名前を入れます。All Aboutでは、取引先に持参するときは水引の下に会社名を入れ、包装紙の上からかけるのが一般的とされています。
- 年始回りは、いつまでに行けばよいですか
- 高島屋の解説では、元日は避け、松の内までに済ませるのが一般的です。松の内は関東が1月7日まで、関西・山陰・名古屋が1月15日までで、岐阜は地域により7日か15日です。取引先へは仕事始めのあとに伺うものとされています(All About)。
- 訪問先が喪中のときは、どうすればよいですか
- 高島屋の解説では、贈る相手または贈る方が喪中の場合は、松の内の時期を外して伺い、のし紙は「お年賀」ではなく「寒中見舞い」にします。
年始のやりとりを見直して年賀状をやめる場合の伝え方は年賀状じまいの伝え方にあります。
- 相場・のし・松の内の期間・喪中の扱い: 高島屋「お年賀」の解説ページ(2026-10-12、本文確認、販売事業者の解説)
- 取引先への手土産の選び方・のしの会社名・渡し方・訪問前の連絡・不在時: All About「年始の挨拶回りのビジネスマナー…手土産の選び方や訪問時のポイント」(2024-03-27更新、2026-10-12、本文確認)
- 歳暮回りの由来・お歳暮を持参する渡し方と添え状: 高島屋「お歳暮の基礎知識」記事(2026-10-14確認) https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/story/wintergift/FA19032/
- 上司宅での作法・年始回りを終える日の目安は、今回の出典で確認できていないため書いていません。