初盆・新盆のお供え物(品物・金額・かけ紙)
初盆・新盆の法要に招かれた側が迷う点を、いつまでに届けるか、いくらの品物にするか、かけ紙の水引と表書きをどうするかに分けてまとめました。慣習は宗派や地域で異なるため、以下は三越伊勢丹と高島屋の公式解説で一般的とされる内容です。個別の宗教上の判断は、先方や菩提寺に確認してください。
初盆・新盆とは
初盆(新盆)は、故人の忌明け後に最初に迎えるお盆です。お盆の時点で四十九日の忌明けが済んでいなければ、新盆は翌年になります。たとえば6月末に亡くなった場合は、8月のお盆でも忌明け前にあたるため、新盆は翌年に行うとされます(三越伊勢丹)。三回忌・七回忌など、初盆の後に続く年忌法要へ持参する供物は年忌法要に持参する供物・香典で扱っています。
お中元・お歳暮を持参して手渡しするときの作法はお中元・お歳暮を持参して手渡しするときのマナーで確かめられます。
お供え物を届ける時期
7月盆・8月盆のどちらでも、12日までにお迎えの準備が整うのが望ましいとされます。持参する場合も郵送する場合も、この日に間に合うよう手配します(三越伊勢丹)。
持参するときと郵送するとき
持参するときは、紙袋に入れるか風呂敷で包んで運び、落ち着いたデザインや色のものを選びます。先に挨拶を済ませてから、袋や風呂敷から出して手渡します。郵送するときは、盆入りの1週間前から前日(8月盆は8月12日、7月盆は7月12日)までに届くようにします(高島屋)。
新盆の日程と白張提灯
お盆は新暦の7月13日〜16日、またはその1か月遅れの8月に営むのが一般的で、地域や親族の慣習に合わせます。13日は迎え盆、16日は送り盆で、13日の夕方に迎え火を焚きます。新盆では、もっとも縁の近い方が白張提灯(しらはりちょうちん)を用意し、13日の夕方に玄関の外に灯します。白張提灯は一仏にひとつで1回限りのため、送り火のときにお焚き上げをするか、お寺に納めます(三越伊勢丹)。
お供え物の金額の目安
お供え物の予算は3,000円〜5,000円程度とされます。安すぎると失礼にあたり、高すぎても相手に気を遣わせるため、相場を意識して選びます。初盆(新盆)は手厚くもてなすのがならわしで、相場より高価なものを用意することもあるようです(高島屋)。
お供え物に向く品・向かない品
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 向かない品 | 肉や魚など殺生を連想させるもの、辛いものやにおいの強いもの。花は香りの強いものやトゲのあるものを避ける |
| 日持ち | 常温で保管でき、日持ちするものを選ぶ |
| 配りやすさ | 個包装のものが配りやすい |
| 量 | 集まる人数に合わせ、賞味期限内に食べ切れる数量にする。幅広い世代が集まるときは、焼き菓子やゼリーなど食べやすい品が向く |
以上は高島屋の解説です。三越伊勢丹は、線香・ろうそく、和菓子、洋菓子、飲料を、お供えの品の例に挙げています。
かけ紙の水引と表書き
弔事の贈り物には、のしの付いた「のし紙」ではなく、水引だけが印刷された「かけ紙」を使います(三越伊勢丹・高島屋)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水引 | 黒白または黄白の結び切り |
| 表書き(品物を贈るとき) | 「御供」(高島屋は「御仏前」「御供」が一般的とし、表書きの下に贈り主の名前を書く) |
| 蓮の花の柄 | 仏式でのみ使える。神式のお盆に贈るときは蓮の柄のないものを選ぶ |
以上は三越伊勢丹の解説です。高島屋の解説でも、水引は弔事用の白黒のものを選ぶとされています。神式では、身内が海の幸・山の幸などの供物を準備するため、参列者は果物やお菓子などを贈るとよいとされます(三越伊勢丹)。現金を包むときの表書きは、お盆に限った記述は確かめられていません。高島屋の解説では、年忌法要で現金を贈る場合はのしなしの金封に「御仏前」「御佛前」「御供料」「御香料」と書くとされ、浄土真宗では「御霊前」を使わず「御仏前」を使う場合があります。初盆の現金にそのまま当てはまるかは明記されていないため、先方や菩提寺に確認してください。
遺族側のお返し
お供えや提灯をいただいた人、お参りに来た人には、遺族が引き物(お返し)を渡します。品物は菓子・お茶・海苔・タオルなどの消えものや実用品が多く、仏式の表書きは「志」「新盆供養」「初盆供養」、神式は「偲草」「志」です(三越伊勢丹)。
よくある質問
- 初盆のお供えは、通常のお盆より高くしますか
- 通常は3,000円〜5,000円程度で、初盆(新盆)は手厚くもてなすため、相場より高価なものを用意することもあるとされます(高島屋)。
- 6月に亡くなった家の初盆は、その年の8月ですか
- お盆の時点で四十九日の忌明けが済んでいなければ、新盆は翌年に行うとされます(三越伊勢丹)。先方の予定を確認してください。
- 初盆のお供え物はいつまでに届けますか
- 7月盆・8月盆のどちらでも、12日までにお迎えの準備が整うのが望ましいとされ、持参でも郵送でもこの日に間に合うよう手配します(三越伊勢丹)。
- 初盆のお供え物のかけ紙の水引と表書きは何ですか
- 水引は黒白または黄白の結び切りで、品物を贈るときの表書きは「御供」です(三越伊勢丹)。
- 初盆のお供え物に向かない品はありますか
- 肉や魚など殺生を連想させるもの、辛いものやにおいの強いものは向かないとされます(高島屋)。
- 新盆の時期・届ける時期・かけ紙と表書き・神式・遺族側のお返し: 三越伊勢丹「お盆のお供えは何がいい?時期・表書きのマナーから、新盆の準備やお返し品まで詳しく解説」(2026-09-09更新)の本文で確認(2026-10-05確認、2026-10-14再確認、販売事業者の解説)。https://www.mistore.jp/gifts/choji/obon/
- 金額の目安・向かない品・日持ちと個包装・水引: 高島屋「お盆のお供えものは何にする?おすすめの贈り物や基本マナーを紹介」(2026-05-21掲載)の本文で確認(2026-10-05確認、2026-10-14再確認、販売事業者の解説)。https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/story/choji/626435/
- 持参・郵送の作法と表書き(御仏前・御供): 高島屋の同記事で確認(2026-11-04確認)。お盆の日程・白張提灯: 三越伊勢丹の同記事で確認(2026-11-04確認)。
- 年忌法要の現金の表書きと浄土真宗の「御仏前」: 高島屋「弔事 仏式 ご贈答マナー」の本文で確認(2026-10-24確認、販売事業者の解説)。
- 宗派・地域の慣習は異なります。お盆に限った現金の表書きは、公式資料で確認できていないため、このページでは書いていません。